テックビューロ株式会社が運営する仮想通貨取引所「Zaif」が不正アクセスを受け入出金用ホットウォレットの一部が流出したとのこと。内訳は以下の通り。
・BTC 5966
・MONA 現在調査中
・BCH 現在調査中
とのことで、損失の総額は、日本円で約67億円相当(MONA、BCHを含む)。
そのうち顧客の預かり資産が45億円、テックビューロの固有資産が22億円。
その際のハッキング手法については捜査中であることと、同種の犯行予防のため差し控えるとのこと。
テックビューロは9月17日にサーバ異常を検知し、翌18日にはハッキング被害が確認されたため、財務局へ報告を行うとともに、原因分析、捜査当局への被害申告等を行った。
また顧客資産を確保するため、株式会社フィスコが株式を過半数取得し50億円融資することで顧客資産を確保、資本提携することで実質フィスコ傘下へと入り、テックビューロの経営陣については、過半数の支配権を取得するフィスコグループの経営陣に引継等をする責務を全うした場合、経営責任として弊社の役員を退任する方針。
現在「Zaif」における仮想通貨の入出金は現在停止しており、株式会社カイカの支援を受けつつ、システムの再構築・安全が確認されるまで再開は未定。
さらにテックビューロから会社分割・承継した、既存ビジネスにブロックチェーン技術を導入する「COMSA事業」についてはどのようにするのか検討中とのこと。